全国部ブラックバス防除市民ネットワーク


堂本千葉県知事に面会しました
 手賀沼水生生物研究会(手賀水研)は、2008年6月6日(金)千葉県庁を訪問し、堂本暁子知事と面会しました。
手賀水研が発足したご挨拶をかね、手賀沼の水辺の生きものの保全と、その調査データの蓄積についてお願いをしてきました。
 参加者は、手賀沼水生生物研究会からは、会長の鈴木盛智さん、副会長の松本勝英さん、事務局の半沢裕子さん、木村稔さん(我孫子野鳥を守る会会長&谷津田ミュージアムの会会長)、美しい手賀沼を愛する市民の連合会(美手連)からは会長の田口迪雄さんです。全国ブラックバス防除市民ネットワークからは小林事務局長が参加しました。
手賀水研のバス駆除活動、および定例調査について、知事にお話ししましたが、知事は強い関心をもって、たいへん熱心に耳を傾けてくださり、「どのくらいのバス駆除効果があったのか」、「どのような方法でバス駆除をおこなっているのか」などのご質問もいただきました。
 最後に、知事からは次のようなお話しをいただきました。
■この4月、千葉県に生物多様性センターが発足しました。本年度は千葉県中央博物館など、県内部で収集した情報の整理に活動が限定されますが、公的機関に集められる情報は、ほんの少しにすぎません。(知事の最新著作『温暖化と生物多様性』の共編者である東大名誉教授の)岩槻邦夫さんも、『生きものの調査などを行っている市民はいわば、ノン・プロフェッショナル・ナチュラリスト。へたな専門家より、よほど専門性が高い』とおっしゃっていますが、そうした皆さんのご協力により、たくさんのデータを集めることができるのだと思います。
■5月28日、国の法律(「生物多様性基本法」)がやっと成立しました。これにより、国の生物多様性センターでも情報収集がはじまります。それは、世界で50億種以上の生きものデータを集積する国際的な計画に連動するものです。県による情報収集は、いわばその末端にあたります。
 手賀沼水生生物研究会では、週2回の活動を行なっているとのことですが、そうした活動によりいろいろな種が確認でき、手賀沼の生きものについて、だんだんわかってくるといいと思います。どうぞ今後ともご協力ください。