全国部ブラックバス防除市民ネットワーク


2006年度 全国一斉ブラックバス防除ウィーク 活動報告書

主催団体名 秋田淡水魚研究会
協力団体名
所在地 秋田県大仙市高関上郷字高屋敷99-3 
電話番号 0187-62-5251
FAX番号
URL
E-mail ziban○mx4.et.tiki.ne.jp
担当者 熊谷雅之
イベントの名称 秋田県ノーバスウイーク
イベントの内容 駆除活動 講演会 普及活動
日 時 2006年5月21日(日)〜28日(日) (詳細は下記のとおり)
場 所 八郎湖ハほか (詳細は下記のとおり)
料 金 無料
当日の連絡先 熊谷:090-3360-6920、杉山:090-5236-2227
(イベントの具体的内容をわかる範囲で詳しくお願いします
秋田淡水魚研究会では、秋田県バス防除ウイークとして設定し、県内で各種イベントを実施予定。一般市民、漁協など参加の下、21日から各地区の河川、ため池でバス駆除を実施し、28日に八郎湖において総合イベントを開催する。
1 八郎湖ノーバスウイーク
:21日〜人工産卵床設置・付着卵除去
:28日AM,さし網等による駆除と試食会、PM,講演会とパネルディスカッション
2 米代川ノーバスウイーク:21〜27日 米代川ワンドにおけるバスの連続駆除
3 雄物川ノーバスウイーク:26-27日 雄物川ワンドにおけるバスの駆除
4 ため池ノーバスウイーク:27日 由利本荘市ため池におけるバスの駆除
5 関連行事:ノーバスウイーク終了後も、継続してバスの駆除を実施。
        潟の魚試食会、潟の魚観察会なども実施予定  
イベントの詳細 ノーバスウイークの駆除活動は、5月21日から28日にかけて由利本荘市のため池、米代川、雄物川のワンド、八郎湖の4地区で実施し、関係者を含め、約150名が駆除活動等に参加しました。
5月28日(日)の最終日は八郎湖での駆除活動およびバスの試食会等のイベントを行いました。
当日は、強風が吹き、厚い雲に覆われた天候であったが、会員は8:00に集合し、道沿いにのぼり(10本)を設置やさし網設置等の準備をしました。
準備終了後、参加全員が八郎湖湖畔にある「うたせ館」に集合し杉山代表による簡単な挨拶、趣旨及び予定の説明をしました。天候が悪い中、会員、県、市町村関係者、漁業関係者、ボランティア団体、高校生、大学生、一般を含め45人の参加となりました。
9:05より駆除作業を開始し、地びき網による追い込み、採捕やさし網の回収(前日から設置しておいた4か統を含め計8か統)、さし網による採捕魚の網はずしを参加者とともに行いました。結果オオクチバス16尾、カムルチー2尾が採捕されました。
採捕したオオクチバス、カムルチーは、その場で魚体測定、生殖線重量測定、胃内容物調査を行い、オオクチバスの食性や産卵時期等について参加者に説明をした。
採捕による駆除作業終了後は、大潟橋周辺に設置した人工産卵床(5月21日に設置済み計30箇所)の確認、再設置を行った。
融雪の影響で湖内の水温が低く、産卵は例年より若干遅れているようで、この日は人工産床への産卵は確認されなかった。(人工産卵床は現在も継続して設置している)
12:00にオオクチバスの試食、講演会場となる大潟村公民館に移動した。会場では大潟生活学級の婦人会の方々が工夫したバス料理全6品が準備されていた。婦人会の方から料理の説明後、試食した。6品全てが好評で料理はすぐになくなってしまった。
試食会後、13:00より「これからの八郎湖を考える集会」を始めた。講演には、駆除作業より多い60名ほどが参加した。
講演は
「魚があふれていた八郎潟の思い出」八郎湖増殖漁業協同組合組合長 桜庭長治郎
「オオクチバスのいる八郎湖で起きていること」秋田淡水魚研究会代表 杉山秀樹
であった。講演後は「バスのいない八郎湖をめざして」と言う課題で参加者全員による意見交換も行った。参加者からは活発な意見もあり、これからの八郎湖のあり方について考えさせられた。
今回の活動を通して行政、漁業関係者、一般市民等が一体となり駆除、啓発活動をしていくことが重要であると再認識させられた。
今後も少しでも多くの方々に理解を得られるよう活動を継続していきたいと思います。

参加人数 約150名