2006年度 全国一斉ブラックバス防除ウィーク 活動報告書
主催団体名 |
淀川水系イタセンパラ研究会 |
協力団体名 |
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所在地 |
〒543-0031大阪市天王寺区石ヶ辻町6-13-602(会長・小川力也) |
電話番号 |
06-6779-0078 |
FAX番号 |
06-6779-0078 |
URL |
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E-mail |
ogawar○silver.ocn.ne.jp
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担当者 |
河合典彦 06-6952-4326 yodokawai○yahoo.co.jp |
イベントの名称 |
城北わんどイタセンパラ協議会パトロール |
イベントの内容 |
密放流防止パトロール・その他 |
日 時 |
2006年5月13日(土)〜6月11(日)までの平日を含む週1〜2回(計8回程度の予定) |
場 所 |
淀川・城北ワンド群(大阪府大阪市旭区) |
料 金 |
無料 |
当日の連絡先 |
河合典彦 携帯:090-1221-3773 |
イベントの詳細 |
イタセンパラ(国の天然記念物・国内希少野生動植物種)の唯一の主生息地である城北ワンド群は,近年の河川改修工事によって本種をとりまく環境が大きく劣化し,個体群の著しい衰退を招いている。一方,ブラックバスやブルーギルなどの外来種が増加の一途をたどり,脆弱な本種の個体群の減少に一層の拍車をかけている。さらに,5月〜6月頃にワンドの水際で生活する本種の仔稚魚の違法捕獲が後を絶たず,危機的な状況に追いやっている。
そのような状況の中,2000(平成12)年,生息地の管理者である国土交通省,環境省,地元の府・市教育委員会,府環境農林水産部などの行政機関が連携をとり『城北わんどイタセンパラ協議会』を発足させ,当研究会はそのオブザーバーとして参加している。
具体的な活動としては,城北ワンド群において,協議会と当研究会のメンバーが本種の仔稚魚の違法捕獲や外来種の持ち込みや移動を防止するための看板の設置(毎年更新)や,リーフレット(大人用・子ども用,ともにイタセンパラの生態や外来種による影響などを記載)を,釣りや魚捕り,散策に来る人びとに説明をしながら配布するという啓発活動を中心に行っている。またその活動中は,協議会名の入った腕章をしてワンドをくまなく巡視することで密漁者にも目を光らせ,抑止効果もねらっている。
恒例の『城北わんどイタセンパラ協議会』によるワンド巡視は,期間中の土日を中心に一部平日も加え計7回実施しました。4月28日の記者発表を経て初日の啓発看板設置に始まった毎回の巡視には,行政の担当者と共に研究会メンバーも1,2名が加わり,ワンドの水辺を巡視しながら利用者にイタセンパラ保護のリーフレットを配布し,ブラックバスやブルーギルの悪影響について説明を行いました。また,水辺のゴミ拾いも行いながら,行政担当者にワンドの生物や問題点について研究会メンバーからレクチャーも行いました。
【参考】
当研究会会員数名が所属する淀川環境委員会(国土交通省淀川河川事務所の助言機関)においては,今年度の早期に,「外来種対策ワーキンググループ(仮称)」を立ち上げ,淀川における外来種防除のありかたなどについて具体的な検討作業に入る予定である。また,大阪府水生生物センターが城北ワンド群において,ブルーギル捕獲のトラップやブラックバスの人工産卵床を実験的に設置して基礎データを得る作業が始まっている。
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