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佐渡島では、1991年時点で、オオクチバスが島の最北端に近い山居池に生息しているのが確認されており、トキ放鳥地の小佐渡東部や国仲平野など、島内各地に広がっているという情報が得られている。
本調査は、佐渡島におけるブラックバス類・ブルーギルの生息状況の確認と、変わりゆく佐渡島の魚類相の現状把握を目的に実施した。釣りおよび定置網・電気ショッカーを用いて、６月と10月の２回にわたって捕獲・目視確認調査を行った。
春季調査では、オオクチバスを11ヶ所の溜池・ダム湖で確認（うち５ヶ所で計36尾を捕獲）、ブルーギルは４ヶ所の溜池で確認（２ヶ所から４尾を捕獲）。秋季調査では、５ヶ所の溜池でオオクチバスを確認、うち３ヶ所から計30尾を釣取した。
トキ放鳥を契機に環境への関心が高まっているが、来年度も調査を継続して、在来生態系の保全の重要性を訴えていきたい。
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