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北山池は砂丘湖起源の池であるが、周辺の開発が進み、都市公園となって、ヘラブナ釣りや子どもたちの魚釣りの場となっている。10年ほど前から、オオクチバスとブルーギルが放流されていたが、生息数は少なかったようである。しかし、昨年9月上旬ごろ、突然大量のオオクチバスの幼魚が確認され、以後急速に小魚やエビ類が激減した。
今回の市民参加型の駆除大会では、公園利用者、特に小中学生から、在来生物の大切さと特定外来種の問題を理解してもらうことを主目的とした。
その結果、オオクチバス未成魚69個体、ブルーギル5個体(うち抱卵雌1)を捕獲した。解剖の結果、オオクチバスの胃内から、ヌマチチブとテナガエビが現れ、在来生物への食害が実感できた。なお、サデ網・タモ網での採集では、少数ながらヌマチチブ、ウキゴリ、ギンブナ幼魚、およびテナガエビが捕獲されたが、かつて見られたメダカやタナゴ類、モツゴやタモロコは確認できなかった。 |