イベントの詳細 |
生物多様性研究会では、外来魚ブラックバス問題を地域住民の方に知ってもらうための普及活動を、会員が在住する千葉県柏市と野田市で行いました。野田市のイベントでは、子どもの校外学習を日頃から行っている「野田子ども劇場」に主催してもらいました。主に野田在住の親子の方たちに、地元の自然に親しんでもらいながら、地域の植生や水生生物の保全に関心を持ってもらうことを意図して、体験型自然学習を行いました。当日は雨が降り出した時の対応を考えながらのイベント進行となりましたが、終了時まで何とかもってくれました。
10時から主催者の高橋さんより「今日は親子で野田の自然に親しんでいてください」との挨拶に始まり、講師の柄澤先生より、まず植物の話で「ミコシガヤ」の名前の由来や、希少植物の「ミゾコウジ」を紹介してもらいました。次に親水広場周りの水路で手作りのセルビンを仕掛け、タモ網による魚取りいわゆる「ガサガサ」を行いました。天候が不安定なため、予定していたはきだし沼付近までの歩行観察は中止して、ガサガサに多くの時間をとりました。先週の下見時より魚が、散り気味でしたが、反ってそれが親子ともに熱中する理由となり、時間を忘れて魚取りをしてもらうことが出来ました。取れた生き物のまとめを柄澤先生に担当してもらいました。
カエルではアマガエル、ウシガエル。 魚はフナ、メダカ、モツゴ、ドジョウ。 貝類では、タニシ、ヒメタニシ、ヒメモノアラガイ。 トンボでは赤トンボ、シオカラトンボ、オオイトトンボ、クロイトトンボ、アジアイトトンボ、その他の昆虫では、タイコウチ、アメンボ、ゲンゴロウの子ども、イオウイロハシリグモ。 水草ではマツモが観察されました。
最後に生物多様性研究会の会員より、隣の沼の又八沼で取れた、ブルーギルを見てもらいながら、外来魚の食害について話をきいてもらい、ノーバスウィークのチラシを配布しました。
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